昔々、第4区と呼ばれる所に古びた御屋敷がありました。

吸血鬼の王と妖狐の姫君(≠夫婦)が暮らすその御屋敷には、旅人、ハンター、軍人、政府の諜報員、暇人さん、メイド、幽霊、亜人種、双子のアンドロイドとその生みの親の天才博士、魔女、天使、死神、ドラゴン、悪魔、魔獣、果ては神様までも…色々なお客様が遊びに来ては楽しい時間を過ごしていました。

ある時、屋敷の主である妖狐の姫君がふらりとどこかへ出かけたまま帰ってこなくなりました。気まぐれな方ですから、きっと何処かでのほほんと過ごしているのだと思います。

しばらくして吸血鬼の王も姿を消しました。気まぐれな方ですから、きっと何処かでのほほんと過ごしているのだと思います。

そんなこんなで御屋敷を訪れるお客様も少しずつ減ってしまい、屋敷に暮らすのは主の従者だった狼の少年だけになってしまいました。

仕える主がいなくなっても、健気な少年は「またいろんな方が遊びに来てくれたらいいなぁ」という気持ちで、屋敷に顔を出しては掃除をしたり、ご飯を作ったり、洗濯をしたり、古びた箇所を直したりetc…

また楽しい時間を過ごせることを期待しながらお客様を待っているのでした。


<規約>
ちょっぴり長いけど、どこにでもあるフツーの規約です。熟読の上御入室下さい。

注:管理人の甘狼は旅に出ました。御用のある方は書き置きをお願いします。

またのお越しをお待ちしています。お気を付けてお帰り下さい。